古いセイコーの手巻きトラベル時計

セイコーの手巻きトラベル時計を買いました。多分70年代のものです。

文字盤には「Diafix 8 Jewels」とあります。二石のやつはよく見るので、それよりは上等なやつなのでしょうか。ゼンマイ式の目覚まし時計が、丁寧に作られたレザーケースに収まっています。

年代を経ているのでそれなりに曇りもありますが、旧家で眠っていたらしく大変状態はよいです。 これくらい古いものだとレザーケースが剥がれているような使用感が出ているものも多く、ケース内側の布が汚れていたり破れているするものもよく見ます。ところがこの時計はケースも非常に状態がよく、内部も購入した当時の保護のためのビニールがそのまま残っていて非常に綺麗です。

ゼンマイ式なので毎日巻く必要があります。そのほかに目覚ましベルを鳴らすためのゼンマイも巻かねばなりません。よく考えられてるなと思うのは、1つのネジで右に回すと目覚ましベルのゼンマイ、左に回すと時計のゼンマイと1本で兼ねている点です。目覚ましの時間は側面にあるダイヤルで合わせます。

当時としてはこれでもコンパクトだったんでしょう。現代でも通用する大きさです。ただ、ずっしりとした重みがあります。これもいい意味で精緻なメカニック感に溢れています。まだ「セイコーショック」以前なので、当時としてはもっとも最先端の時計の一つだったのでしょうか。

日本のよい時代の工業製品の見本を見た気がします。


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