新ソーシャルプラットフォーム Ello

Elloに招待いただいてしばらく使ってみました。

Elloは、反Facebookを掲げています。確かにFacebookの広告はうざいし、本名登録で実社会とべったり同期してしまうねっとり感が面倒でほとんど使用しなくなりました。

Elloは広告非表示で、Facebookのように個人の発言や情報から広告が選別されて表示されるあの気持ち悪さはありません。

Elloのマニフェストでは、既存のSNSではユーザーの行動はトラックされており売り買いされる、いわば製品であったとし、以下のようにマニフェストを掲げています。

We believe there is a better way. We believe in audacity. We believe in beauty, simplicity and transparency. We believe that the people who make things and the people who use them should be in partnership.

We believe a social network can be a tool for empowerment. Not a tool to deceive, coerce and manipulate — but a place to connect, create and celebrate life.

You are not a product.

Ello Manifesto

さらに、今年の7月にThe Ello Bill of Rights for Social Network Usersが発表され、ユーザーの権利や制約についてより透明性が増したと思います。

一方、プラットフォーム自体も昨年豊富な資金を集めて後発で作っているので、シンプルで洗練されたものになっています。6月にはiOSアプリも発表されて、モバイルでも使いやすくなりました。

使い勝手自体は一見、Twitterに似ています。 ログインするとTwitterのようにフォローしている人の発言がタイムラインのように並びます。フォローするレベルが「友達」と「ノイズ」があり、タイムラインを分けることができます。もちろんフォローしている相手にはどちらに区分したかはわからなくなっています。

Twitterと異なるのは、アートな写真や長文の投稿が多いことです。文字数制限は明確にアナウンスされていないようですが、700文字程度の記事は大丈夫なようです。WebのUIだと、投稿エリアがセクションに分かれるので、パラグラフー画像ーパラグラフなどとフォーマットして投稿することが可能です。Markdown記法や絵文字もサポートされています。

テストしてみたら、ブログ並みに文章がかけちゃいますね。

単体で見ると使いやすいです。 問題はユーザーがほとんどいないこと。Elloには広告はありませんが、見るべきコンテンツもありません。ひとえにユーザーがいないからです。招待制なので、一時は熱に浮かされたようにみんな招待されることを切望していました。でも、一旦ユーザーになると、使わなくなりやがて忘れ去ってしまうようです。

Elloは現在βという扱いで将来ユーザー課金するとアナウンスしているようです。何かと似ています。そう、反Twitterを掲げサードパーティがクライアントを開発できるオープンなプラットフォームを掲げ、収益モデルとしてユーザー課金を採用したApp.netです。App.netも社員を全員レイオフして、現状維持のオペレーションを続けているだけです。

Elloのマニュフェストは素晴らしいしユーザーにもより恩恵があると思いますが、そこにユーザーがお金を払う価値を見出すか微妙だと思います。課金されるサービスだとユーザーとなるにはハードルが一段上がりますし、そうするとそういうプラットフォームで人々がソーシャルな活動をするか疑問です。

個人的にはEllo自体使い心地もよく、人がおらずまったりしているのでβの間はしばらく使っていきたいと思います。


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