『Chit Chat』 - 安室奈美恵

安室奈美恵のシングル『Mint』が発売となりました。

早速聞いてみました。

A面のMintはドラマの主題歌になっていて、総勢26名のダンサーを動員したPVも話題になっているので一般にはこっちの方が話題なのでしょうね。

私には2曲目『Chit Chat』の方が印象的でした。

安室奈美恵は、2000年代に入って明らかに音楽的に転向しました。そのため一時期売上は低迷したようですが、個人的にはそこからが気になっていました。

「上澄みだけのアーチスト気取り」という人もいますが、R&BやHIPHOPを取り入れがなら試行錯誤していたのが2000年代だったと思います。そこから2010年代に入って、うまくR&BやHIPHOPに今時のモダンなニュアンスをミックスし、独自の音楽観を出すまでになってきたと思います。

この曲はそんな彼女の良さがよく出ている曲です。

軽快なポップな曲調にR&B的な独自の節回し、ガールズトーク的な内容かつ音の韻を計算した歌詞、複雑に多重録音を使いメロディが交差する複雑なヴォーカルライン。

ヘッドフォンで聴くとよくわかりますが、コーラスの入れ方(おそらく本人の多重録音だと思いますが)やSE的なトークのかぶせ方など、仕掛けがいっぱいです。多分楽しんで作ったんだろうなというのが聞いていてもよくわかります。

2010年代に入ってAKBやジャニーズ系のあからさまなアイドル以外で、「アーチスト」として売上に食い込んでいるのは安室奈美恵だけです。

生粋のアムロファンの語るTK時代の話は興味ありませんが、日本では今一番聞きたいアーチストになりました。


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