ロングライフ ギター弦 Elixir

アコギの弦が切れたので、久しぶりにギターの弦を買いました。 「通常弦より3〜5倍長持ち」という謳い文句のGore社のElixirアコースティックギター弦 NANOWEB Light .012-.053を今回購入しました。

ギター弦の劣化する理由

ギター弦で劣化する原因と考えられるのは、塑性変形、加工硬化、錆びによる均一性の低下です。

ギターを弾くたびに振動してるのはつまりは弾性変形をしているということです。金属は変形により、段々硬さを増していく加工硬化が発生します。つまりギターを弾き弾性変形を起こす度に、ギター弦は弾性を失い硬くなります。結果、振動が制限されて音の鳴りが悪くなります。

そして、サビなどが発生した場合、均一性が失われその結果として振動が吸収されるため同じく音の劣化に繋がります。

もっとも影響が大きいのは塑性変形です。
これは、変形した後元に戻る力が失われていく現象です。ギターでは弦を引っ張ってテンションをかけているので、これを続けていくと段々戻らなくなります。

もっとも劣化が早く進むのは、低音弦です。ブライト感や音の抜けがなくなっていきます。

低音弦の特徴は芯線と巻弦から構成されていることです。おそらく塑性変形が巻弦に出た結果、芯線との間に空間ができたりして振動が妨げられる結果ではないかと思います。

高音弦は巻弦がないので、塑性変形による音の劣化はあまり問題にならず、加工硬化や錆びなどで硬度が増し劣化した部分から切れてしまうケースの方が問題です。

Elixirとは

Elixirとは、GORE社が出しているギター弦です。GORE社というのは、あの靴底などに使われているGORE-TEXを開発した会社です。

Elixirは通常2週間から1月ほどしか持たないギター弦をコーティング技術により、その3〜5倍長寿命化させたという弦です。

Elixirでは低音弦など巻弦が使われている弦について、コーディングが施してあります。これにより塑性変形を巻弦に起こりにくくしている効果があるのだと思います。これにより、一番音の劣化が顕著となる低音弦の音の劣化を防ぎ、結果として3〜5ヶ月持つということです。

これだけだと、次に問題になるのは高音弦の硬化と錆びです。硬化は防げないので、錆びに対してだけ高音弦はアンチラストという防錆の弦になっていて対策されています。

Elixirの効果

私の場合は自宅で一人で弾いているだけなので、弦が切れるまで交換しません。大体5〜6ヶ月に一度交換する程度です。Exlixirが謳い文句通りであれば、丁度よい寿命で最後まで低音弦の音質をある程度保ったまま弾けるかもしれません。

「コーティング弦は音がこもる」と以前は言われていましたが、それはElixirでも Polywebと言われる方でこのNanowebはコーティング層を極限まで薄くしています。弾いた感じも全然違和感はありません。

唯一の違いは、低音弦がコーティングのため滑らかになっているのか、ギターを運指した時のフィンガーノイズが発生しにくいような気がします。

いずれにしろ、半年後にどれくらいの音になってるか検証してみたいと思います。


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