日本で一番食べたかったうどん ー 多治見の信濃屋さん

今日たまたま出張で多治見に行く機会があったので、ずっと食べたかった信濃屋さんといううどん屋さんに行ってきました。

多治見の信濃屋さん

親戚が近くに住んでいるので訪れる機会は何度かあったのですが、営業が水〜土しかやっていないとか、人気店なので麺が無くなるとその日の営業は終わってしまうとかという事情で、実際に口にすることができませんでした。

多治見駅から10分ほど歩くとかなりレトロな店構えの店が見えてきます。わたしが入ったのは12時前でしたが、それでも店内はほぼ満席で丁度一巡目の方が出て行くタイミングでうまく入店できました。その後あっという間にまた満席になりました。

メニューはうどん、ころうどん、中華そばの3つしかありません。周りを見ている結構2品注文している方が多いので、わたしも念願のころうどんと中華そばの2品を注文しました。麺の茹でるタイミングが合わなかったらしく、30分ほど待つことになりました。かなりコシのある麺で一時間ほど茹でるらしいです。

ころうどん

まずはころうどんがやってきました。「ころ」とは香る露と書くそうで、このお店の先代が名古屋で修業した信濃屋さんの看板メニューだったそうです。いわゆる冷やかけですが名古屋辺りでは「ころ」という呼称が一般的で、この信濃屋さんのメニューに由来しているとか。

麺にたまり醤油とカツオ出汁の冷たいつゆに、太めの麺、それに薬味としてネギ、ショウガと胡麻が少々というシンプルなもの。つゆはたまり醤油とカツオのコクと風味が複雑に絡み合った何とも言えぬ深みのあるうま味と香りです。絶妙に甘味が効いてます。そこに薬味の新鮮な香り。まさに「香る露」です。見た目は真っ黒なんですが、味はそれほど濃い味つけではありません。

そして、太くてコシのある麺。感動しました。コシがありぷりぷりしているのになんというのど越しでしょう。しかも、麺も香るのです、そして麺自体が旨いんです。このシンプルなレシピで勝負できるはずです。美味しい!

3分で完食です。つゆも全ていただきました。もう一杯いただきたいくらいでした。本当に日本の食文化に感謝した瞬間です。

中華そば

さて、3品しかメニューを持たないうどん屋さんで、その内一品が「中華そば」です。 ころうどんで高まった期待を胸に待っているとやってきました。「あれ?」なんか見た目はそっくりです。

よく見ると麺は平打ちでうどんと違って若干透き通っています。若干縮れた感じもあるので聞いてみると、小麦粉、塩にかん水も使っているとのことなので、まさにラーメンです。こちらの麺はさらにコシが強く、シコシコというより茹での浅いタッリアテッレのような......というと不味そうですが、これが癖になるように食感と麺のうま味が絶妙なんです。

スープのほうは基本はうどんと同じもののようで、若干背脂のようなものを使っているかもしれません。

こちらも美味しかったです。

給仕してくれた後にわざわざ亭主が出てきて「味は大丈夫ですか?」とか、会計の時にも出てきて「本当に時間がかかってすみません」と気づかってくれました。茹で時間がかかってしまったので仕事の都合もあり食事自体は慌ただしく食べることになったのですが、本当に穏やかに心から美味しいと思えるうどんを堪能できました。

本当に幸せなランチタイムでした。また、行こう。

関連リンク

  • [信濃屋、再び - log.yostos.org]*(/2017/09/10/shinanoya-again)

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