夫がダミー文章マニアで困っています

なんて人はいないだろうが、意外にみんな知らないので書いておきます。

ダミー文章ってなんだ?

パワポやワードで資料を作っていて、全体のレイアウトや文書の構造を練っていて取りあえず「ここに後で……を書こう」って枠だけ置いておくことがあります。「ダミー文章」とはその枠に流し込んでおく”適当なテキスト”のことです。英語で言うLorem ipsumってやつですね。

日本の場合決まったフレーズはないようなので皆どうしているのか見てると、テキスト枠だけ作ったり、「後で書く」とかで済ましている人が多いようです。なんか感じでないですよ、これじゃ。

Microsoft Officeはダミー文章を自動生成できる!

MS-Officeはアプリケーション自体をダミーとして消してしまいたい気もしますが、仕事で使う道具なので仕方ありません。実は自動でダミー文章を生成してくれるのです。 WordでもPowerPointでもよいので開いて、テキストエリアを開いて以下のようにタイプしてみてください。

=rand()

ほら、適当なテキストが生成されたでしょう? 結構知らない人が多いんです。 Microsoftは幾つかの関数を提供しています。ぜひ利用しましょう。

rand()
Office2007以降にサポートされた関数のようです。ローカライズされた(つまり日本語)テキストを自動生成してくれます。Mac版Office 2011では英語で出てきます。

=rand(p,l)
pは段落数で、lが各段落の行数です。各パラメータは省略可能です。省略した場合はデフォルトの数で出力されます。

rand.old()
Office 2003以前と同じローカラズされたテキストを出力します。互換性のため残しているんでしょう。書式も同じです。

lorem()
まさに冒頭に書いたLorem ipsumを挿入する関数です。書式は同じです。

ダミー文章と夫は新しい方がよい

MS-Officeの関数は便利な方法ですが、挿入されるテキストは毎回同じです。これじゃつまらないので、内容は都度ランダムに新しいテキストにしたいって思うようになります。

そんなあなたに、ネットのサービスを紹介しましょう。

日本語サイト

日本語をサポートしたサイトはあまりないようでした。

  • ダミーテキストジェネレータ
    単純な日本語を選択して文字数を指定すると、それらを繰り返した文章を生成してくれます。ちょっと物足りませんね。
  • すぐ使えるダミーテキスト
    こちらは青空文庫の夏目漱石「私の個人主義」 、宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」などから引用した文章を生成してくれます。オプションも豊富でなかなか使えます。引用元がちょっとビジネスに合うかなという気もしますが。

英語サイト

英語サイトはたくさんありそうです。

  • Dummy Text Generator
    こちらはソースとなるテキストの種類も多く、文字数や段落数も自由に変更できます。英語以外の言語にも対応していて最強な感じがあります。残念ながら日本語には対応していません。
  • Social Good Ipsum
    こちらはテキスト内容が時事ネタっぽい言葉が並ぶように作られています。意味はありませんが、それっぽさは出ますね。

ところでLorem ipsumって何よ?

Lorem ipsumは米国の出版業界で今と同様文書のデザインやフォントのイメージをつかむ目的で使われていたテキストで、1950〜60年代に今の形になったようです。ソフトウェアの世界では、Adobe PageMaker(当時はAldus社から販売されてた) のダミーテキストに取り入れられて一般的になったようです。

米国人から見ると、なんとなくギリシャ語っぽい感じらしいです。実際には原典はローマ時代の哲学者キケロの「善と悪の究極について」のラテン語の原典から引用されて、内容を意味が通らず英語の文字の出現率に近い形でいくつか改竄されているようです。

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