Path Finder 8 - モジュール化されたファイラー

必須ではないかなと思いつつ、やっぱり便利なのでいつも新バージョンが出るごとに 更新してしまう Path Finderのバージョン8が出ていました。

Path Finder 7の購入が 2014年なので、なんだかんだで4年ぶりのメジャーバージョン アップです。

柔軟なモジュール化!

Path Finder 8の目玉は機能の「モジュール化」だと言っても過言ではありません。

以前のバージョンでもサイドバーやウィンドウ下部などに、機能を選択して配置する ことは可能だったので似たようなコンセプトは以前からありました。ただ、Path Finder 7では、それぞれの機能の配置は固定的でした。

Path Finder 8ではこれらの機能をまったくコードを書き換える手間までかけて 、「モジュール」という形で再現しています。結果として、非常に柔軟にこれらの 機能を利用できるようになりました。

Module of Path Finder 8

Path Finder8のモジュール

たとえば、モジュールは一つのウィンドウにたくさん配置させることができます。 ドラッグして任意に並べ変えたり、不要になったら閉じるのも自由です。ウィンドウ 間でドラッグや移動、コピーさえ可能です。

どのモジュールもウィンドウ上の右、左、上部、 下部どのペインのどこでも配置可能です。シェルフに配置することも可能です。

Finder Path 8は買いか?

「モジュール」はPath Finderの持つ多くの機能を非常に洗練された形で 柔軟に自身のPath Finderに適用しカスタマイズできる幅を広げてくれます。

しかし、多くのユーザーはそこまでのカスタマイズを行うでしょうか? わたしの これまでの経験からしても、気に入った2〜3個の機能をウィンドウに配置する 程度で、それ以降ほとんどPath Finderの設定を変更することはありません。

では、「モジュール化」は単なるギミックで、ユーザーにとっては無駄な機能なのでしょ うか?

個人的には将来のPath Finderの新機能をより洗練された形で提供してく基盤を 提供したバージョンなのだと考えています。

Path Finderは Finderの代替ツールという位置づけですから、少なくともFinderの 持つ機能は完全に網羅する必要があります。その上で、より高度な機能を多数提供 することにツールとしてのバリューがあるのだと思います。

一方でこれは2つの問題を生みます。

  1. 機能の多さにより、ユーザーの機能へのアクセスに混乱を生じさせている。これまで のペインごとの固定的な機能の配置で多少は改善されていたが、完全には解決していな かった。
  2. 独自機能までも本体に埋め込まれたモノシックなアーキテクチャーでは、 保守の効率が非常に悪い。宿命的にAppleのFinderへの機能追加に追従しつつ、 独自機能を維持し更に新機能もリリース していかねばならないという開発への負担が大きいためです。

前者については今回のモジュールにより、 ユーザーは好きな機能を好きな場所に配置して自分にあった Path Finderを作り上げることができます。モジュールを開けばすべての独自機能 はリストされており、ドラッグすることで好きな場所に配置し利用できます。これまで のように「あの機能はどこのペインにあったっけ?」と悩む必要はなくなります。

後者については、「モジュール」という形で本体機能と追加する独自機 を分離することが可能になりました。これはメンテナンスの効率をあげることに貢献す るでしょう。また追加機能については、今後新機能を容易に追加していける プラットフォームが整備されたと考えることができます。

たしかに「モジュール」で提供される機能自体は以前のバージョンと代わり映えしません。 しかし上記のように考えると、今後新しい機能がモジュールという形でどんどんリリース されていく 未来を感じさせてくれるものになっています。

Path Finderをリリースしている Cocoatech社は、メジャーバージョンアップしか アップデート費用を請求しません。マイナーなバージョンアップは無償です。 そして、この4年間、無償の細かいPath Finder 7の 改善や機能追加を行いながら、このPath Finder8を開発してきたのです。

わたしは、このバージョンアップ価格は払う価値があると思います。

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