読了『逆説の日本史 21 高杉晋作と維新回天の謎』

久しぶりの「逆説の日本史」の新刊です。(Kindle版です)

読み始めてもう20年以上は経っている気がします。

明治改元に先立って「崇徳院の鎮魂」が行われたこと を示して、「日本の歴史は怨霊で動いている」と始まった第一巻はインパクトがありましたが、 やっとその時代まで本巻が到達したのかと思うと感無量です。

子供の頃から歴史は嫌いではないほうでしたが、幕末から明治維新にかけては苦手でした。 鎖国が祖法だと言っていた幕府が外国と親善条約を結んだかと思えば、攘夷を叫んでいた 連中が開国して富国強兵に乗り出す。主義主張と行動がコインの裏表のように パタパタと入れ替わって、なかなか理解するに面倒な時代です。

「逆説の日本史」は通史で読んできて、幕末だけで4巻を費やしているのでさすがに その背景や経緯を理解することができました。

それでも詰め込みすぎの感はぬぐえません。 このシリーズらしく新説も紹介されていますが、その根拠や論理的な説明なしに 言い切ってるように終わっている箇所も多く気になりました。

つぎからは、いよいよ近代史なので楽しみではあります。


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