住信SBIなどネット銀行で大規模障害

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カテゴリ:  Trivialities タグ:  IBM システム障害

私は住信SBI銀行を使っていますが、今日買い物でちょっとお金をおろそうかと セブンイレブンでATMを使ったら「現在メンテナンス中で使用できない」とのメッセージが 返ってきます。

あれ? と思ってアプリを立ち上げると障害のようです。住信SBIのホームページを 覗いてみたら、掲示されていました。

ただいま当社が利用している日本IBM社のデータセンター障害により、以下のサービスがご利用いただけません。 大変ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

  • 口座開設を含むオンライン取引全般

  • 他行へのお振込み

  • ATMのお取引

  • インターネット投票サービス(JRA 即PAT、テレボート、SPAT4、オッズパーク、競輪)の会員登録と入出金

  • カードローンのお借入れ、ご返済

  • SBI証券連携サービス

  • 残高照会/振替/定期預金のお取引

  • 外貨預金のお取引

  • デビットサービス全般G

  • 住信SBIネット銀行totoのお取引き全般

NHKニュース では、以下のように報じられていました。

入金や出金など取り引きに関するデータの管理は日本IBMのシステムを利用していて、このシステムの電源が何らかの原因で切れた状態になっているということです。

いくら日本IBMでもさすがに銀行のシステムですからシステムや電源も冗長化しているでしょうし エンジニアが電源入れ忘れるとかもちょっと考えにくいですが、どうしちゃったんでしょうね。

まさか!

 住信SBIネット銀行が次期勘定系システムの開発を日立製作所に委託することを決めた。日経 xTECHの取材で2020年1月15日までに分かった。現行システムの開発・運用を担う日本IBMからベンダーを切り替える。次期システムは2022年にも稼働させる方針で、開発費は推定で70億~80億円になる見通し。

住信SBIが勘定系刷新へ、日本IBMから日立にリプレース(日経クロステック)

これの意趣返し・・・なんてことはないと思いますが。

日経でも報じられていますが、これで日本で NEFSS を使用する銀行は無くなりました。 まぁ、Wikipedia にある通りだとすると日本IBMは 2つ銀行で導入を失敗しているので、その出来は推して知るべしですね。

NEFSSに関しては、日経の 「 日本IBM全面敗訴の深層 「議事録」が決め手に 」あたりの記事を読むと楽しめます。

色々笑えますが、記事を見ただけでこんなツッコミを入れたくなるので住信SBIも早く切り替えたかったことでしょう。

  1. パッケージ前提なのに、既存システムをリバースエンジニアリングした。バカなのでしょうか?

  2. 「CorebankをJava化した」??? ググってみると、NEFSSのコアになっているパッケージは米国のFidelity Information Services社の「Corebank」というものなのですが、これCOBOLだったようです。本気でCOBOLのものをJava化して初案件で大丈夫だと思ったんでしょうか?

  3. Corebankの改変権はFIS社が持ったままだったようで、大きく金融制度が違う米国のパッケージで日本の銀行にフィットできると思ったんでしょうか?

それにしても、ATMはいつ復旧するんだろう。

( 2020-02-23 22:09 更新 )

夕方には障害はほぼ解消したようですね。私は結局お買い物を諦めましたが。

2020年2月23日に、弊社データセンターにて電源機器の定例検査時に生じた障害に起因する停電により、当該データセンターをご利用いただいているお客様システムの停止する事象が発生しました。関係の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

日本アイ・ビー・エム株式会社 ニュースリリース「 弊社データセンターにおける電源機器障害について 」より引用

「定期検査時に」ってのがミソですね。

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