MAZDA MX-30 EV 1Dayモニター試乗

カテゴリ:  Automotive タグ:  mazda
/images/2022/02/mx30/mx30ev-1day.jpg

マツダで "MX-30 EV 1Dayモニター試乗体感"をやっていたので、応募して参加してきました。

MX-30とは

MX-30とは2020年末に発表されたマツダのコンパクト SUVです。

同じ SUVである CXシリーズとはデザインコンセプトが異なり、当初からマツダ初のEV車のベースとしてSUVとしてもユニークなデザインとなっています。自然体で親しみやすい暖かさや創造性を志向したデザインで、 正統派のSUVであるCXシリーズとはかなり印象も違うと思います。

特徴的なのは、コンパクトなデザインのためか前後のドアが「フリースタイルドア」と呼ばれる観音開きとなっています。

フリースタイルドア

フリースタイルドア

インテリアも独特で、開放感と柔らかを意識したデザインとなっています。 コンソールにマツダの創業当時の製品であったコルクが使われているのも暖かさを感じさせます。コンソールは「フローティングコンソール」というコンソールが中空に持ち上げられて吹き抜け構造になっているのも個性的です。

フローティングコンソール

フローティングコンソール

MX-30はマイルドハイブリッドでしたが、MX-30 EVはこのMX-30をベースとしてマツダ初のEVモデルとして今年1月に発表された車です。

MX-30 EVのインプレッション

4時間ほどお借りして60Kmほど運転しました。

MX-30自体、今回初めて運転しましたが、非常に運転しやすかったです。

「観音開き」のためBピラーがない構造なので車体剛性が大丈夫かなと思っていましたが、 剛性感は全く問題なく多少道が荒れていても不安感なく足がよく動いているのがわかります。 流石にRX-8で観音開きの実績があるマツダです。

MX-30は、MAZDA3やCX-30と同じスカイアクティブ・ヴィークル・アーキテクチャというプラットフォームをベースにしていて、 これらの車種と同様にリアサスペンションにはトーションビームが使用されています。以前MAZDA3に試乗した時に、突き上げ感を感じたのですが、今回のMX-30 EVではほとんど嫌な突き上げ感はなくむしろ上質な乗り心地でした。熟成したのか、バッテリーなどの重量との関係なのか不明ですが、明らかに「良い脚」になっていました。

Gトルクベクタリングの効果かもしれませんが、SUVにしてはロールも自然で運転が上手くなったと勘違いするようにスムーズに走れました。

動力に関してはエンジン音がしないこと以外に特別にEV車であることを感じさせるものはありませんでした。 一般道しか走らなかったので高速道路で高速巡航だと違うかもしれませんが、一般道だと遅いと感じることはなかったですしモーターだからといって極端に出足が良いとこともありません。過不足なく安心して走れます。 回生ブレーキも自然で違和感のないものでした。

特徴的な観音開きに関しては、やっぱり使い勝手が良いとは言えません。

  • 前後のドアで閉める順番を間違えると、ドアが傷ついてします危険がある

  • 前のドアを開かないと後ろのドアを開けないのは、やはり不便

今回の試乗ではほとんどネガを感じなかったのですが、やはり決定的なのは航続距離と給電です。

航続距離に関しては満充電でも実質的に200Kmくらいしか走らないので、本当にシティユースにしか使えません。 ならばもっと実用的でコンパクトで安価な車にすべきで、こういった遊び心万歳で高価な車のキャラクターと性能が全く噛み合っていない気がします。

また、給電についてはこのMX-30 EVだけの問題でありませんが、以下のような問題があります。

  • やはり集合住宅では自宅の駐車場で給電するのは難しい

  • 外部での給電は場所が限られることと、給電時間が制限されるため満充電にはできない

マツダはロータリーエンジンを使ったレンジエクステンダー・モデルをアナウンスしているので、もしも検討するのであればそちらのモデルかなと思います。

コメント