『シン・ウルトラマン』を観てきた

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『シン・ウルトラマン』を観てきました。

至る所にオマージュが

我ら、幼いながらもリアルタイムで観ていた世代には格別ですな。

たとえば、オープニングですが、絵の具が渦巻いたような背景に一瞬「シン・ゴジラ」 と映って、それを突き破って赤い背景の白文字で「シン・ウルトラマン」と表示されます。 これ、テレビの初代ウルトラマンのオープニングのオマージュです。オリジナルは、 「シン・ゴジラ」でなくてウルトラマンの前にやっていた「ウルトラQ」というタイトルになっています。

映画が始まると、禍特対が倒した禍威獣たちが列挙されます。これらは実は「ウルトラQ」で 登場した怪獣たちです。

そして最初に登場するゴメスですが、これは『ウルトラQ』では東宝映画「ゴジラ対モスラ」で使用されたゴジラの着ぐるみを改造して使われましたが、『シン・ウルトラマン』では『シン・ゴジラ』で使用したCGデータを流用しているとか。

禍威獣としてウルトラマンが戦うのはネロンガとガボラですが、この2体と冒頭で描かれるガボラは実はテレビシリーズでは同じ着ぐるみを改造して出来た怪獣です。『シン・ウルトラマン』ではCGが使われているので着ぐるみの使い回しをしているのでなく、当時の子供でも知っていた当時の着ぐるみの使い回し [1] に対するオマージュでしょう。

メフィラス星人や、ゼットンとゾフィーについてもほぼ初代テレビシリーズのシナリオ、 または当時の流布していたエピソード [2] をなぞった形でなじみ深いものでした。

テレビ初代『ウルトラマン』との違い

一番の違いはウルトラマンの見た目でしょう。再現度という点では100点満点です。背中のファスナーがないのがよい時代になったなぁと感じる部分です。

しかし、大きな違和感が一つありました。カラータイマーがシン・ウルトラマンにはないんです。まぁ、企画段階では昭和のウルトラマンもカラータイマーがなかったらしい。眼の部分に覗き穴、スーツ着脱用ファスナーに伴う背びれ、カラータイマーは初代ウルトラマンのデザインをした成田亨が望まなかった要素なので、彼に対するリスペクトなのでしょう。

また、『シン・ウルトラマン』ではほとんど怪獣との取っ組み合いはありません。 長距離から光線とかの応酬で勝負が付きます。昭和の頃はプロレスが流行していたので、 怪獣プロレスも大いに盛り上がったでの入っていたのでしょう。子供ながらに「最初からスペシウム光線を撃てや!」って思っていたので、まぁこの戦い方のほうが合理的なのでしょう。

『シン・ウルトラマン』の感想

個人的にはストーリーも昭和のままでオマージュあり楽しめました。

一緒に見に行った相方は、「ストーリーが難しいから、子供は楽しめないかもね」と言っていました。いや、昭和の時も子供はこれくらい理解していたぞと思いましたが、黙っておきました。

逆に、ここまでマニア向けの作りなのにヒットしてるのが謎です。 おそらく50代以下の人には何のオマージュだかもわからないでしょう。

なぜ若い人は見に行ってるんだ? シン・ゴジラのヒットに引っ張られてるのかな?

脚注

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