DHC会長独占手記が突き抜けてる
DHC会長独占手記の掲載
手記が掲載されたのは、 iRONNA というフジサンケイ・ グループのサイトです。ご想像通り、かなり右寄りです。
手記に至る経緯を簡単に書くと以下の通りです。(詳細はググってくださいね)
ことの発端はDHCの子会社のDHCテレビジョンが製作していた「ニュース女子」での 報道です。「ニュース女子」とは以下のような番組です。
「日本を代表する論客(オジサマ)たちが女性にも楽しく分かりやすくニュース 解説し、次代を担う若い女性達に日本の未来を託すべく集まった社交界」を 基本思想に、論客と女性タレントやエキストラの一般人女性がニュースと 時事問題を論ずる番組である。
沖縄・高江のヘリパッド建設工事反対デモを報道した第91回では、以下のような 内容が放送されたようです。
- 反対運動を行なっている市民団体は日当をもらっている
- 機動隊は反対派に暴力を振るわれている
- 反対派の市民団体には、沖縄とゆかりのないメンバーも多く、本土どころか 中国人、韓国人も多い
- これに対し、沖縄県民は基地に反対しておらず、むしろ市民団体に怒っている
3年ほど沖縄にいたので、「右と左に分れてその時流で徳な方をそれぞれ演じてる」 というのが沖縄の政治の印象だったので、この報道ほど極端な内容は個人的には ちょっと疑問かなと正直思いました。
ただ、報道されていた市民団体「のりこえねっと」の代表が先住民族アイヌの 権利回復を求める署名呼びかけ人もなさっている沖縄とは縁もゆかりもない 東京生まれの辛 淑玉氏であること。「日本人が北朝鮮による拉致事件に政治的に 飛びついたのは、長年、国家と一体となった加害者として糾弾されてきたことに 疲れたからだと私は見ています。初めて堂々と『被害者になれる』チャンスが めぐってきたのがあの拉致事件でした」とか発言してる活動家さんであることなど を知ると、いろんな疑念が湧いてくることは確かです。
いずれにしろ、私自身は報道内容が本当なのか虚偽なのか知りませんし、 興味もありません、念のため。
で、この市民団体によりBPOへの申し立てが行われ、審議の結果「重大な放送倫理違反があった」 と断じられたようです。
これを受けて番組を放映していた東京メトロポリタンテレビジョンは、当初は「捏造はない」 と突っぱねていたものの、最終的には自局で製作した訂正番組に近い内容を放送しています。
こういった見解の違いからか、制作に関与し方向修正したい 東京メトロポリタンテレビジョンと、制作のDHCテレビジョンで合意に至らず、3月で 東京メトロポリタンテレビジョンでの放映は終了となっていました。
これを朝日新聞が3月1日の記事で、以下のように報じたのです。
昨年1月に沖縄の米軍基地反対運動について伝えた東京メトロポリタンテレビジョン (MXテレビ)の「ニュース女子」に批判が出ていた問題で、MXが番組の放送を今春に終えることを決めた。事実上、放送を打ち切ることになる。関係者が朝日新聞の取材に明らかにした。
朝日新聞 2018年3月1日
この記事だと「放送打ち切り」としか捉えられません。実際には、「ニュース女子」は DHCテレビジョンが制作し、複数の地上局に販売しているコンテンツです。東京メトロポリタンテレビジョンは その1つでしかなく、番組は継続して制作されるのです。
この顛末に頭にきたDHC会長の𠮷田嘉明氏が手記を発表したということです。
DHC会長手記の印象
ザクっと趣旨をまとめると、
- 放送倫理・番組向上機構(BPO)の偏向についての批判
- 放送打ち切りなど偏向に基づいた虚偽の報道をする朝日新聞を中心としたメディアの批判
- 背景にある反日在日帰化人についての危惧
- 反日在日帰化人の影響が報道機関の偏向の原因である
ちょっと、右寄りすぎてついていけない部分もあります。
が、いろんな虚偽報道で国益を損ねた朝日新聞への対応は小気味良いものがあります。
朝日新聞の報道を知って「もう『ニュース女子』は永久に見られないのか」とがっかりされたファンの方も大勢いらっしゃったようです。今回の騒動をきっかけに、朝日新聞の購読中止と広告掲載の禁止を全社員に通告しました。
あまりに痛快だったので、DHCの商品をポチッとしました。